BLACK 変身!

 

それは初めての体験でした。


大長編ドラえもんにハマっていたので購入を続けていたコロコロコミックに、目を疑う記事が掲載されたのです。


「仮面ライダーBLACK」放送開始!


えっ?

仮面ライダーの新作が始まるの???

掲載されたBLACKのスーツはゼクロスよりも落ち着いた感じの、まさに「仮面ライダー」でした。


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新しいヒーロー作品が紹介されたとき、なんの違和感もなく受け入れられたのは、恐らくBLACKが最初で最後だったのではないでしょうか?

製作に至るまでに、大々的なオーディション等も行われていたみたいですが、所詮は田舎の中学生。そんな一連の流れは露知らず、既に決定したキャストの写真を見ながら放送を待ちわびておりました。



 

ちょっと背伸びしたいお年頃。

しかも、石ノ森先生の肝煎りの新作となれば期待しない方がおかしいわけで()


同時期に始まった漫画版は、当時はあまりにも「仮面ライダー」とかけ離れていた印象もあって、一話しか読みませんでした(その後、文庫で揃えましたけど🎵)。


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そしていよいよ!


待ちに待った第1話の放送当日。あろうことか学校の行事のためリアタイ視聴ならず!!!(ノД`)


だがしかーし!!!


この当時、既に我が家には安物ながらもビデオデッキが鎮座していたのさ!

帰ったら見るぜ!

オラ、ワクワクが止まらねぇぞ!


そして帰宅後、真っ先に録画されてるテープを再生する!!


 

 

あれ?

何か前CMも無く急に始まったぞ?


オープニング終わり。

あれ?

提供すっ飛ばして本編始まったぞ?

 

おいおいおい。

ちょ、ちょっ待てよ!


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これ、中途半端なCMカットしてない?

しかも人力で!


当時のVHSデッキは、ある程度余裕をもって一時停止や録画再開を押さないと、画像が重なってしまうのです。

BLACKの1話は、まさに、その状態!(  TДT)

 

ワシ、そんなん頼んだ???

普通に予約録画した筈やで?

なんでこんなことになっとるん???


聞くところによると、どうも弟君が良かれと思ってやらかしてくれたらしい。

いや、えっと、あのさ!!





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溢れんばかりの怒りを、それでも悪意がなくやってしまったのなら仕方無いと抑え込み、既にレンタルビデオが一般化してた事もあって、いずれリリースされたらダビングとかすればいいかと己を落ち着かせたあの日。


それから早や30数年。

デアゴスティーニの「DVDコレクション」により、ようやく完全な「仮面ライダーBLACK」の第1話を視聴することが出来ました🎵


って事で、前半の視聴を終えたので軽く感想をば。



さすがに中学生の頃なので、ほぼほぼ記憶に残ってますねぇ(о´∀`о)

もちろん、細かいところは忘れてる事もあるけど、概ね記憶通り。


今の時代ならともかく、80年代後半に良くもここまで対象年齢の高い作品を作り出したものだと素直に感動。

やはり、何度見ても第2話「怪人パーティ」は初期の傑作だなぁ……。



スタッフも代替わりし、宇宙刑事や不思議コメディ、戦隊シリーズ等、少しずつ東映特撮が「時代の流行(シャレオツ感)」を取り入れつつあったそんな時代。

BLACK」もまさにそんな過度期に製作された作品でした。

特に、画面下に流れるように現れるアイキャッチはこの時代の東映作品に顕著ですよね。


京本さん曰く、途中から怪人が怖いと苦情が来て、(ゲスト出演の頃は)随分とソフトになっててガッカリしたらしいですが、それでも十分クリーチャー然とした怪人の造形は魅力的だと思います(о´∀`о)


1クール目辺りの、

「マグロが消えた日」

「ママは怪人養育係」

とかのサブタイトルに愕然としたファンも当時はいたようですが(「宇宙船」の投書だったかな?)ストーリー的にはそれほど子供に媚びた内容でもなく、逆に説得力がある気もしました。



信彦の妹、杏子ちゃんもシャドームーン絡みでゴルゴムに狙われたり、


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克美さんが捕まる「女子大生の悪夢」も信頼していた先生が怪人だったとか、お馴染みな展開をかなり高年齢向けにアップデートして作られてて、やっぱり年齢を重ねると違う視点での発見も多いですね🎵



あ、ビルゲニアの顔色が変わったのが、本来の力を取り戻したからって、見直して初めて知りましたよ()

 

残念なのは、セントさん演じる藤堂先輩が2話しか登場しなかったこと。

初登場の際は、杏子たちに店を任せてすぐ出掛けちゃったけど、再登場のエピでは良き協力者として描かれてるんですよねぇ。

スケジュールの問題なのか、せめて終盤辺りで杏子たちと一緒に海外に逃げるとかの描写があればねぇ……(確か、一人で逃げたんじゃなかったかな?)

 


スカイ辺りもそうでしたが、やはり放送当時の流行を取り入れてるため、今の目で見ると少しこっぱずかしい部分もありますが()思ってた以上にハイターゲット向けの作品作りを頑張ってたんだなぁ。


前半は。()



 

後半は、リアタイ視聴時に色々とモヤモヤする展開が多かったんですが、果たして再視聴によってそのイメージは払拭されるのか否か?

 


次回「思い出は夕張メロン熊」

ご期待ください!

 

 

仮面ライダー、2つのスペシャルを見る

  

いやはや、随分と間が空きましたが~()、デアゴの「仮面ライダーDVDコレクション」。

今回は、ある意味「昭和ライダー」最後の作品である「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」


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ついにここまでたどり着きました🎵


定期講読すると、最終号で50歳近くになっちゃう怖さから(笑)、当初は敢えて店頭で購入してましたが……結局見かけなくなって定期講読に。


いや、ほんとマジであっという間でしたねぇ(´д`|||)

 


スーパー1終了から数年後、確かテレランだと思いましたが、仮面ライダー10号が誕生すると言う記事を目にしました。


石森先生のイラストによる、今まで見たことの無いデザイン。


これが新しい仮面ライダーか!


素直に嬉しくて、登場を心待ちにしてました。


まずはこのネーミングを募集するとのこと。

ファンを巻き込んだ一大イベント。

これぞ、日本を代表するヒーロー「仮面ライダー」だ!



とか言いつつ、そんな事をすっかり忘れかけたある日(笑)、久々に買ったテレランで、その仮面ライダーは「ZX」と名乗り、グラビアページで怪人と戦っていました。

 

当時、長野は民放がやっと3局になった時代。東京ではやってるけど地方じゃ放送してない作品も多く、「ZX」もその類いか、と諦めてました。


この時は、まさか雑誌展開のみなんて特殊な立ち位置だとは思いもよらず。

やはり、映像化のハードルは思った以上に高かったのでしょうね?


それからしばらく後、友人から「朝、仮面ライダーやってたぞ」なる話を聞き、その時は「まぁ、何らかの再放送だろう」と思ってたんですが、どうやらそれが今回の「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」だったようなのです(´д`|||)


ここから更に数年後に発売された「仮面ライダー大全集」でその事実を知り、かなり落ち込みました~(´-ω-`)


だって、正月の午前中なんて、起きてるわけ無いじゃん!(生粋のダメ人間)


とは言え、「仮面ライダー」はテレビシリーズと平行して映画やスペシャルは早期にビデオがリリースされていたので、数年後にはこの特番を視聴することが出来ました🎵

 

この作品、東映ビデオのDVDを持ってるので、既に何度も見てますし、極端な話デアゴのリリースを待たなくても良かったんですが~、ここはあえて発売順に感想を述べたいと思った次第。

 

まず第一に、50分弱の作品に、良くこれだけの要素を詰め込んだなぁと言うのが素直な感想。

導入部は、どうしてもダイジェストみたいになっちゃうけど、逆にその辺りをテンポ良く描いたことにより、スムーズに物語が進んでいったような気がします。


V3、ライダーマン、スーパー1が素顔で出ることによって前作までとの世界観も統一され、一度きりの特番ながらも「仮面ライダー」であることを我々に認識させてくれます。

単なるファンサービスではなく、物語としてもきちんと効果があるわけですね🎵

惜しむらくは、ゲストの3人が揃ってカウル付きのバイクに乗ってること(笑)

やっぱり風見さんはナナハンだし、沖さんはVマシーンなんだよなぁ(´д`|||)


実は、前述の「仮面ライダー大全集」の中で、2号の佐々木さんが藤岡さんたちと座談会してる様子が掲載されてて、すごいお元気そうだったので、まさか「ZX」の前にあんな事になってたとは露知らず……。

それでも、声だけでもゲスト出演を果たしてくださったその心意気は嬉しい限りです。

多分、他の人達も声さえかけたら出てくれたと思うんですが、やっぱりギャラ的なモノもあって難しかったんでしょうね(^o^;)

ある意味、最後のライダー作品になる可能性があっただけに、もう少し歴代やおやっさん辺りを呼んでほしかったなぁ~と、思ってみたり()


敵組織バダンの暗闇大使を演じるは地獄大使こと潮健児さん。

もうね、ホントに楽しそうに演じてるんですよねぇ🎵

20周年のイベントの時も、地獄大使の格好でステージに登壇したり、かなりお気に入りだったんでしょうね(о´∀`о)


前述の通り、50分弱の中に、新しいヒーローの誕生劇、歴代ライダーの総集編、そして出会いからクライマックスまで、よくぞまぁ見事に詰め込んだもんですわ🎵

 

本作を元にした「仮面ライダーspirits」も、気付けば早や20年続く長編となりました。ファンである自分も、そろそろ終わらせてくれねーかなぁとマジで思ってたりします()

結論として、BADANを倒す「お約束」が待ってるわけで、後はそこにどうやってたどり着くか?、だけなんですけどねぇ(^o^;)

 

それにしても、ZXはやはり不遇のライダーなのか、食玩の掌動XシリーズもZXとヘルダイバーの発売を待たずに新シリーズにリニューアルされちゃいました()

マシーンが9人ライダーまでしか揃わないと言う何とも気持ち悪い幕引きに……。

これ、プレバンで出してくれないかなぁ?

ヘルダイバーは改造サイクロンの生まれ変わりと言う「spirits」の設定を生かして、改造サイクロンとのセットで出してくれたら買っちゃうな🎵(*≧∀≦*)




 終了したかに思われた「仮面ライダー」ですが、

その数年後、新しい時代の仮面ライダーが誕生します❗️

村雨良こと菅田俊が「テレビシリーズが始まるから期待してたら、赤いライダーが黒いライダーになってた」と冗談混じりに恨み節を語っていた()「仮面ライダーBLACK❗️


「平成仮面ライダー」と言われるシリーズは、基本「クウガ」に端を発するニチアサの作品群を指すわけですが、ここで微妙な立ち位置になるのが「BLACK」以降のテレビ、劇場などの新作群。

個人的には、「BLACK」以降の作品は「昭和ライダー」ではなく、仮面ライダーのREBOOT作品だと思っているんです。


勿論、「RX」では「大人の事情」で歴代ライダーを出さざるを得なくなりましたが、「ZX」までとは明らかに違う製作体制が取られていたことからも、どうしても別のカテゴリー作品として認識してしまいます。

それは勿論、携わったスタッフや、世界観、そう言ったものも含めて、やはり「ZX」こそが昭和ライダーの完結編であったと思うのです(*´ω`*)

 

そんな「仮面ライダーBLACK」が始まる1週間前、番宣特番として放送されたのが「これが仮面ライダーBLACKだ!」!


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これ、実は初見なんですが……地方でも放送したのかなぁ?(^o^;)

今の様にネットで事前情報を得ることも出来なかった時代ですから、見逃した可能性も無きにしもあらず(´-ω-`)

とは言え、総集編でもないこんな特番がソフトで視聴できるのは嬉しい限り。ホント、良い時代ですわ🎵


ナビゲートは石ノ森先生のご子息、小野寺丈とアイドル女優の榎田路子。


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って、ジバンの洋子先輩じゃないですか!

この明らかに不馴れな2人による放送事故ギリギリの「まわし」にヒヤヒヤ()


時代なのか、1人に対するインタビューに2人でマイク向けたり()


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演者さん達は、役になりきったままインタビュー受けたり()


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いや、だからマイク!(笑)




結果論かもしれませんが、オーディション風景とか見ると、やはり倉田てつをの存在感て抜きん出てるんですよね。


分かりやすく言うと「ヒーロー顔」なんですわ🎵

当時も思いましたが、やっぱり南光太郎はカッコいい(*≧∀≦*)

 

そして始まる、昭和最後の「仮面ライダー」

それはまさに、東映特撮の作風が生まれ変わる瞬間でもありました。

 




次回「てつを 変心?」にご期待ください❗

 

 

 

 

 

地球よさらば!一也 宇宙への旅立ち!!

 

🎵そ~らにかがや~く

ゆ~しゃのほし~!

 

いやはや、「スーパー1」はカッコいい曲の宝庫やね(о´∀`о)


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デアゴスティーニの「仮面ライダーDVDコレクション」、ついに「仮面ライダースーパー1」も完結!

先は長いと思ってましたが、もうここまで来ちゃったよ!()

まぁ、「スーパー1」が40年前ってのがまず驚きなんですけどね(^o^;)

 

 

まずは、後半の「ジンドグマ編」の前に「劇場版」から。


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おなじみ「東映まんがまつり」の1本として公開。


前年の「スカイ」は「ドラえもん」見ちゃったんで、全国ロードショー期間には見られなかったのですが、同時期の「ドラえもん」は 公開後にテレビ放送すると学習したももお少年は迷うことなくこの年「まんがまつり」を選択!


そしたら「ドラえもん」がテレビでやらねーでやんの!()


地方ネット局の都合か情報を見落としたかのか、結局この年の「宇宙開拓史」は数年後のレンタルビデオまで待つことになりました(ToT)



 

さて、この「劇場版スーパー1」は上映時間47分。テレビで言うところの2話分のボリュームがあるわけですが、とにかくテンポが良くてあっという間に終わっちゃいます(意見には個人差があります)

当時も含め、その後もレンタルとかで何度となく見てるけど、やっぱり面白いんだよなぁ……何か、子供が見てワクワクする要素がこれでもかと詰め込んである感じ?

銀河王の宇宙船より、火の車の方がインパクト強いしねぇ(#^.^#)


ただ、ドグマ編を残り2回残したタイミングでの公開ってのが良くもあり悪くもありで……(^o^;)

割と早めに見れた人は、そのままテレビのクライマックスとリンクするような体験ができるけど、ちょっと遅れたらジンドクマ編が始まってて、半分ぐらいのレギュラーが姿を消してしまってるんですよね()

自分は幸い最初の日曜日に見た()のであまり違和感なくドグマ編のラストを視聴できました。



そしてこの映画の見所の一つが、死んだと思われていた「8人ライダー」の再登場!

ドラマに絡むことはなく、スーパー1のピンチを救いに現れる「賑やかし」みたいな出演ですが、こー言うのは子供は大好き

特にV3だけとは言え、宮内さんが演じてるのはポイント高くて、これだけで「本物」だと言うことをアピールしてる訳ですよね。(RXの時とは違う!)

このシーン、V3以外のライダーは声優さんが演じてるのですが、YouTubeで、歴代作品の音声を編集してオリジナルボイスで仕上げた動画があって…




これ、メッチャ燃えます!!!!!!(*≧∀≦*)


で、燃えた後にオリジナルのシーンを見るとメッチャ物足りないです()

てか、実作品だとライダー達ほとんどしゃべってないし()

 

ご存知のように、「スーパー1」本編には歴代ライダーのゲスト出演はありません。

実はこれってすごいことで、過去に単体でラストまで戦い抜いたのは「アマゾン」と「スーパー1」のみ。

「アマゾン」が、その設定や放送期間に特異性を持っていた故にゲストを出さなかった(出せなかった)事を考えると、正統派な新仮面ライダーとしてゲストの助け無く1年完走した「スーパー1」は、それだけの人気を誇っていた証しでもあるわけです。



で、この辺りが良く分からないんですが、元々半年しか放送枠が取れなかったのか、それとも急遽改編期で決定したのか、「ドグマ編」を終えたタイミングで、人気番組にもかかわらず放送時間を移動させられる事になります。


しかも関東では、土曜日の朝7時と言うイカれた時間帯()

まだ週休2日制なんて言葉すら生まれていないあの時代、幼稚園や学校の場所によっては、見てから家を出たら遅刻しちゃう子供だっていたんじゃないかなぁ?

地元の長野では金曜の夕方530分からの放送。

(*^―゚)b グッジョブ!!


早朝だったら絶対見られなかったろうなぁ……起きれないから()


そして始まる「ジンドクマ編」!

オープニングも一新され、素顔の沖一也やジンドグマ幹部、そして地獄谷五人衆(???)等がカット・インするテンポの良い映像です。



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降って沸いた様なイメージだった「ジュニアライダー隊」ですが()ハルミや弟のリョウの友人として登場し、バザーに参加すると言う自然な流れで合流。


事件に巻き込まれて自転車を壊されるも捕まった博士を助けるのに協力した事で、お詫びとお礼をかねて新しい自転車をプレゼントされて「ライダー隊」が結成されると言うしっかりしたエピソードがあったことに驚きました()

ホントに昭和ライダーは大雑把なクセに、設定的な所はしっかり描くんだよなぁ~()



リニューアルに伴い、一也の変身ポーズも簡略化。

その理由が「戦いを重ねて短いポーズで変身出来るようになった」と言う嘘のような話。

てか後々、手足を縛られて水中に沈められたけど、精神力で変身しちゃうしね。気合いって大事やね🎵

 

基本レギュラーの面々はそれほど変化はないけど、新レギュラーが加わった事によって雰囲気が微妙に変化します。

何か、「グレンダイザー」の後半と同じ感じ? 同じ番組なのに別の番組みたいになっちゃう現象。


時間帯の移動に伴って、視聴者のターゲット年齢をかなり下げた事情から、ジュニアライダー隊の面々をメインに話が進むことが増えて行きます。

中でも、一番視聴者の年齢層に近いミチルとマサル姉弟がメインで活躍する事が多いイメージ。


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てか、ミチルちゃんがとにかく芝居が上手いんだなぁ(о´∀`о)



 

ジンドクマと言えば、日用品を題材にした怪人で有名ですが、作戦自体は割とハードなモノも多く、「ドグマ編」に比べると確かにクオリティは下がるけど駄作と言うほど酷いわけでも無いんじゃないかなぁ?

初代だって割とドラマパートはこんなもんじゃなかった?()


個人的には「ハサミンブラッド」の回がちょっと苦手でした。もちろん安全に配慮して撮影してるんだろうけど、幼稚園の頃にハサミで指を切ったトラウマがあるので、ハサミを向けられたり、それによって誰かが怪我したりとかホントに苦手です。

人間体の篠田薫さん(バイクル)の怪演も相まって結構ヘビー(^o^;)

(意見には個人差があります)



当時、「仮面ライダー」は「てれびくん」には掲載されておらず、ライダーとウルトラマンを同時に楽しめるのは「テレビマガジン」だけだったのかな?とにかく、この時期は「テレマガ」「テレラン」を良く買ってましたね。


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ロボットスーパー1を練習台として破壊するコマサンダーとか、ジンドグマの仮装パーティに出席するスーパー1とか紹介されてて、早く本編が見たくてウズウズしてました()

てか、スーパー1と同等の能力を持ったロボットを作れるなら、怪人と2人で挑めば勝てるんじゃないか?とか思うのは僕の心が汚れてしまったから?



そんなこんなで、割と真面目に世界征服を目論んで活動していた()ジンドクマですが、「君の考えた最優秀怪人ショオカキング」(伊上勝お得意の裏切り作戦)をもってすべての怪人を失います。


「ドグマ編」もそうですが、新たに怪人を作り出す描写が極めて少ないのも「スーパー1」の特徴ですね。


配下の怪人を全て失い、遂に幹部達との最終決戦。

てか、ジンドグマの幹部って思ってた以上にワチャワチャしたやり取りしてたんですね(笑)

お互いに憎まれ口を叩くのに、実は結構仲が良さそうなんだよなぁ(о´∀`о)


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まずは妖怪王女と鬼火指令。


もうね、「妖怪王女」とか子供番組とは思えないデザイン()

夜の街(しかもかなりマニアックな)ですよ(^o^;)


でも、演じる吉沢さんのビジュアルもあって、セクシーと言うより小悪魔的なキャラで可愛らしいんだなこれが

「妖怪女王」じゃない所が良いのです( `д・´)キリッ


その正体は怪人サタンドール。


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当時、「まんま人間やん!」と子供ながらに苦笑したものですが、元の「妖怪王女」のイメージからしたら、下手に醜悪な怪人にするよりこれはこれで正解だったような気がします。

怪人体の声をあててた沼波輝枝さん(蜂女)が最後の最後に遊んでるのが伝わってきて楽しくなっちゃう()

 

鬼火指令は大野剣友会から河原崎洋夫さんがキャスティング。

顔出し、台詞ありの大幹部キャラだけあって、やはり求められるのは演技力ですが~、この人芝居が上手い!(^^)


正体のオニビビビンバも、デカイ骸骨頭でインパクト大()

サタンドール以外は怪人体も演者さんが声をあててるのも新鮮。

過去だと元の幹部の威厳もクソも無いような別キャラになっちゃってましたからねぇ()


スーパー1の視力を奪い、ジュニアライダー隊を壊滅させようと(そんな驚異か?w)、連携して順調に作戦を進めるも寸でのところでまさかの視力回復。

形勢逆転で敗北するのですが……いかにマネキンとは言え、サタンドールの顔面にキックを食らわせるのは可哀想よ(^o^;)


 

敗れた2人の復讐を誓う幽霊博士。

演じてた鈴木さんて、「五郎とゴロー」の五郎を演じてたと知ってビックリ。

ダークな感じの風貌とは裏腹に、何かと笑いを取ろうとするこの感じ……あぁ、大泉晃っぽいんだ()


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その正体であるゴールドゴーストの作戦。

これ、子供心にもスゴい記憶に残ってて(逆に最終回が霞んでるw)黄金のカビを町中に撒いて病気を流行らせ、その原因を沖一也に擦り付け、町の人々に一也をリンチさせると言う何とも陰湿な作戦。

ヒーローが、守ってきた人々から排除されそうになるってのはなかなかヘビーな展開(^o^;)

幼児向けにシフトチェンジしたスーパー1でしたが、クライマックスにきて怒濤のハード路線になるのです。


黄金の雨の前には、ジュニアライダー隊も自宅待機を余儀なくされ、全く活躍できない辺り、最早子供の出る幕ではない緊迫感を与えてくれます。


谷さん達に助けられた一也は、ハルミやチョロの前でチェックマシーンによる治療を受けて、自身がスーパー1であることを告白。

そして今、スーパー1は本来の使命である宇宙開発の任務のため宇宙に旅立とうとしていました。

一也がスーパー1だった。

そして、彼との別れはもう間近に迫っている。

ショックを隠しきれないハルミ……って、そんなキャラだっけ?()

一也の前でボーイフレンドと遊びにいくとか言ってなかった?()


ドグマ編でも、江連さんはその辺りをほのめかすような感じで書いてましたが、基本的に(特に後半は)お笑い要員になってたしなぁ~()

それにしても一也の朴念仁ぶりにも困ったもんやね(´-ω-`)

 

ゴールドゴーストを倒したスーパー1の元に、日本に再建された宇宙開発局がジンドクマに襲われてるとの報せが。

駆けつけた一也の前に魔女参謀と悪魔元帥が立ちふさがる、

魔女参謀の変身したマジョリンガを倒し、人質になったハルミ達を救出に向かうスーパー1。

魔女参謀を演じた藤堂さんは当時31ぐらい。かなりセクスィな女性に化けたり、作品中では割と素顔で出演することも多かったですね

で、正体がこれ()


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美と醜が渾然一体となった、ある意味スゲーデザインかもしれない()



悪魔元帥の罠に落ち、真空の部屋に閉じ込められるスーパー1!

いや、これって完全なリサーチ不足でしょ?()

惑星開発用改造人間やで?

酸素なんぞ自力でどうにか出来るのは明白で、案の定脱出を許す始末()

最後の最後で信じられない大ポカ。かなり自信満々の作戦だっただけに余計に切ない(´-ω-`)


悪魔元帥の加地さんは、「劇場版」では素顔でマタギのリーダー役を演じてました。なので、映画を見たタイミングによっては、同じ人が全く別の役を演じてるのを同時期に見ることになってた訳ですね。

そしてこの20年後に「アギト」に出演。


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やっぱり、こういう「ザ・悪役!」って感じの人が幹部を演じると存在感が違います。

正体であるサタンスネークの姿に変身する悪魔元帥。


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武器の剣をスーパー1に奪われ、無数の首を次々と斬られて倒されちゃった。

これ、変身しない方が強かったんじゃない?()


でも、当時はこの一連のクライマックスに夢中になってたのは確かで、突っ込みどころは多いけどやっぱり「スーパー1」って面白いんだよなぁ(о´∀`о)

 

ジンドクマを壊滅させたスーパー1=沖一也は、仲間達に別れを告げて宇宙へ旅立っていった……


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荒唐無稽ではあるけれど、見事な大団円ではないかと思います。


やむ無い路線変更等で作品カラーも若干変わったけれど、初志貫徹。

主人公像は決してブレることはなく、惑星開発も赤心少林拳も当初の設定を最後まで貫いたのは当時としては珍しいですよね。

迷走を続けざるを得なかった前作へのリベンジは、無事果たせたのではないでしょうか(*^^*)

 



 

しかし、その人気とは裏腹に、第2期仮面ライダーは3作目が製作されること無く終了となってしまいます。

放送時間の移動があったことから、この手の作品の放送枠を確保することが難しい部分もあったのでしょうが、何よりも仮面ライダーの復活と言う目的を十分すぎるほど果たせたことが一番の理由のような気もします。

それはつまり、仮面ライダーを越える新しいヒーローの誕生。

作り手が、時代が、そして視聴者もが求めた次のフェーズ。

この翌年、銀色のメタリックスーツに身を包んだ「彼」が誕生する訳ですが……それはまた別のお話🎵








 

でも、まだ仮面ライダーは終わっていなかった。

新しいライダーを欲するファンも存在していた。

そして、その声が一つの奇跡を起こす!


次回!「10号誕生!仮面ライダー仁義なき戦い!!」をお楽しみに!

 

 

 

 

惑星用改造人間の大変身!

🎵う~なるてっけん ひりゅうけん~

いわをもくだく ぱんち ぱんち ぱんち~!



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って事で、デアゴスティーニの仮面ライダーDVDコレクション。

リアタイの「仮面ライダー()」である意味燃え尽きた感があったり深夜アニメやドラマを色々見始めたり、メンタルヤバかったりで、全然視聴が進まなかった「仮面ライダースーパー1」(^o^;)

 

勢いでようやく前半の「ドグマ編」

まで見終わりましたよ🎵

 

最近は、「スーパー1」となるとどうしても「中の人」の話題になりがちですが、そこはそれ。

あくまで一つの作品として楽しみたいと思います。

まぁ例の話も、例え事実だとしても伝え聞く事すべてが真実かどうか分からないですしね。

 





「~SPIRITS」の村枝センセイの考察では、スカイライダーは本来、新時代の第一号ライダーになる筈だった、と。

なるほど、確かに、だからこその「原点回帰」だった訳です。

でも、色んな事情から歴代ライダーの力を借りざるを得なくなり、結果として「8号ライダー」になってしまった訳ですね。

そして、一度進めてしまった時計の針は戻せません。

スカイの路線変更は正解であれ失敗であれ、すでに後戻りは出来なかったのです。


製作サイドはもう一度「新時代の第一号ライダー」を目指します。

その為に「歴代ライダー」と言う「逃げ道」を、主人公もろとも宇宙で爆死させると言う、衝撃的な決断を下す事になるのです。


仮面ライダーでありながら、仮面ライダーではない。

そんな新しいヒーローの創造。

それは、主人公の沖一也が改造された経緯からも明らかです。

 

アメリカの宇宙開発局が惑星開発用として造り上げた改造人間。

そこには、悪の組織の陰謀も、それらに対する憎しみも存在しません。

ただ、純粋に人類の未来のために、前向きな目標で主人公は自らの体を、そして未来を差し出したのです。

これは、本来「仮面ライダー」が持つ「人ならざる者」の悲しみ、そして苦しみと言った「基本設定」からの脱却であり、それはすなわち、新時代の「仮面ライダー」の誕生を意味するのです。


現に、作品中で歴代ライダーに言及するシーンは序盤で谷さんが初めてスーパー1を目の当たりにした時、かつての戦士達の姿を重ね「仮面ライダースーパー1」と命名するぐらいで、以降は完全な単体ヒーローとして描かれています。

これはまさに、製作側の覚悟の現れだったような気もします。

高杉さん自身も、「人気が落ちたら先輩達が助けに来るぞ」と脅かされてたと冗談混じりに語ってましたが、現実問題として本当に視聴率が落ちればスカイと同じ道を歩んでいたかもしれません。

それが無かったと言うことは、やはりそれなりの人気をキープできていた事と、製作側の踏ん張りが単体ヒーローとして1年間の放送を全うさせたと言う結果に繋がったのではないでしょうか?


何の説明もなく所持している2台のバイク()、タイプチェンジの元祖とも言えるファイブハンド、常にコンディションを整えられるチェックマシン。

あくまでも「仮面ライダー」と言う枠を越えないギリギリのラインで様々な新設定を盛り込み、まさに「ライダーであってライダーではない」唯一無二な存在となりました。

 

 

 ただクセモノなのが変身ポーズで、今回DVD見るまで、ずっと左右の手を逆で覚えてました(´д`|||)

そしてこの変身ポーズ、中盤でとんでもない事実が発覚します()が、それはまた別のお話🎵


 

ちなみに、歴代随一のおとぼけヒロインのハルミを演じていた田中由美子さんが、実は子供心に大好きだった「太田胃散」のCMのお姉さんだと後年知ったときは思わず声をあげてしまいましたよ()


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「仮面ライダー()」同様、リアルタイム世代なのでグッズも結構買いましたねぇ。

バイク系は玩具からプラモから色々手を出してましたが、やはり「ライダー」はバイクに乗ってこそ「ライダー」だと認識していたんでしょうね。だからまたもや変身ベルトは買ってない()

むしろ、ある程度の年齢になってから変身ベルトが欲しくなりましたが、後のフェスティバルなんですよねぇ(´д`|||)


 ファイブハンドの設定も好きで、そのプレイバリューが備わっている超合金も好きでした🎵

色違いのハンドにシールでモールド再現でしたが、それでも全然満足できてた古き良き時代でしたね(^^)

 

 

 


さて、本題。

そろそろ、本編のお話に移りましょう。


いや、とにかく面白い!


それが序盤を見た率直な感想。

一也の改造からドグマの襲撃、そして脱出。

変身の呼吸を修行でつかみ、ヒーローとして覚醒する一連の流れは本当に見事です。

メインライターの江連卓は積極的に修行を描き、一也を人間的に成長させて行きます。


……が!

その間に挟まれる通常エピソードが「スカイ」とは別の意味でぶっとんでる話が多いこと多いこと()


カップルを誘拐してその恋人同士を勝手にマッチングしたり(最後にスーパー1が「幸せになるかどうかは君たち次第だ!」ってメッセージ言うしw)


家を買ったらドグマの土地だったから裁判で死刑判決言い渡されたり()


カニの怪人を造るために大量のカニを強奪したり()


おいおい、大丈夫か?

って辺りで江連さんの赤心拳エピソードが挿し込まれるので何とかバランス保ってる感じ()

そしてやっぱり玄海老師がカッコいいんだ!(*≧∀≦*)


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赤心少林拳を会得してる一也は、ある意味「戦士」として完成されてるんですよ。

それでも、人智を越えた存在であるドグマはやはり強敵で、若さゆえの未熟さも相まって悩み、迷い、敗北することもあるわけです。

そんなとき、時に厳しく、時に優しく、一也を支えるのが玄海老師と弁慶、赤心寺の仲間達なのです。

まぁ、この辺りも江連さんの脚本以外では殆ど描かれないんですが()、だからこそ一也が単に弱いヒーローであると言う認識を視聴者に与えていない辺りは良い塩梅でローテーションが組まれてたのかなぁ


全ての怪人を失い、最強の怪人バチンガルまで倒された(てか、自滅だったけど)メガール将軍。

「次は俺が相手だ!」

とスーパー1に告げた直後に劇場版の上映が始まる辺り、初日辺りで見られた人はラッキーやね🎵

そしてドグマ編のクライマックスにして最高傑作であるメガール将軍の正体と最期。

かつて惑星用開発人間として手術を受けたものの、その失敗により醜い死神バッファローになった悲運の男。

愛する婚約者妙子とスーパー1の説得によって改心するが、テラーマクロの手によって自我を失い、妙子の命を奪う。

怒りに燃えるスーパー1によって死神バッファローは倒され、その傍らに落ちていたロケットから、彼がずっと妙子を愛していた事が判明するも……

辛すぎる!

こんな救いの無い話はねーっすよ!(*>д<)


そして物語は、テラーマクロとの最終決戦に!

不死の力を持つカイザークロウに変身したテラーマクロ。

満身創痍の一也を守るため、弁慶が、そして玄海老師が敵の手に落ちる!

これねぇ、子供心にも結構衝撃的だったんですよ(ToT)

特に弁慶なんて、その名の通り身体中に矢を受けて立往生的な最期を迎える訳で……(^o^;)

玄海老師が見つけた弱点をつき、カイザークロウを倒し宿敵ドグマを壊滅させたスーパー1!

なのに、その余韻もなく、師匠達を弔う様子も描かれず、新たな敵ジンドグマの登場で次回につづく!

時間の都合もあるんだろうけど、ちょっと物足りないわ~(^o^;)

せめて、老師達の墓に手を合わせるようなシーンがあっても良かったのにねぇ。




「スーパー1」て、世間的にどうしてもジンドグマ編の面白怪人ばかりが話題になりがちですが、やはり手堅い作りのドグマ編は地味だけどもう少し評価されても良いと思うんですよね(о´∀`о)


 

最後に、ハルミさんに

「そのきれいな胸を見せてもらおうか」

って服を切り刻もうとしたヤッタラダマスさんと、第20話で大活躍の美少女ヒロコちゃんの画像でお別れしましょう🎵

 

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それでは次回、「セクシーコマンドー、すごいよ魔女参謀さん!」をお楽しみに!

 


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 つづく!

 

 

まさに、東映まんがまつり!


デアゴスティーニの「仮面ライダーDVDコレクション」。
なかなか時間がとれずメンタルもヤバくて「スーパー1」が全然視聴できません(´д`|||)
今日、やっと14話まで到達!
「スカイ」とは別の意味でぶっとんでる話が多いなぁ(笑)
ドグマ編が終わったら、また感想書きたいです🎵






さて、前回ご紹介した深夜アニメの「怪人開発部の黒井津さん」。





相変わらず、特撮レジェンドをナレーターに起用。

シャリバン、スカイライダーに続いて、



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この流れでしたよ(*≧∀≦*)

いやぁ、毎回驚かされますわ。
引退した人まで引っ張り出してるし(笑)

やっぱり、等身大ヒーローを相手にしてるから、東映ヒーローをチョイスしてるみたいですね🎵(*´∀`)



それにしても、良くまぁ皆さん、あのアホみたいなナレーションを読んでくれてるなぁ(笑)





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ヤフブロから引っ越してまいりました♪ウルトラマンとアイドルをこよなく愛するブログです。たまにワンフェスとか出たり出なかったり~(笑)

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