
ゴルゴム最期の日
🎵ドドロドロドロドロ迫る! 悪の軍団~
鉤爪 毒牙 トゲトゲ棘の脚!
奴等はゴルゴム 地獄のコマンド
世界を支配に やって来る~
この歌、「BLACK アクション」て言って、後半からBLACKの事を歌い始めるんですが、作中ではこの前半部分のみが使われることが多くて、ずっとゴルゴムのテーマソングだとばかり思ってました(笑)
さてさて、デアゴスティーニの「仮面ライダーDVDコレクション」。
創刊号を買った時点では、絶対定期講読はしないと思ってたのに……あっという間に「BLACK」が完結ですよ!(°Д°)
ゴルゴムとの戦いも、いよいよクライマックス!
『妖花ビシュムの死』
女性の持つ「母性」を奪い、無気力にさせてしまうビシュムの作戦。
令和の時代でも未だ解決策の見えない育児放棄に着想を得たエピソードであり、これは人類にとって永遠の課題なのかも知れなませんね。
でも、作戦の影響が人によってマチマチ(呆けてる人もいれば、万引きするJkがいたり)なのは何故なのか??
そして、忘れてたけど杏子ちゃん高校生だった!(笑)
確かに初期のスチールとかで制服来てましたよね。描写が無いからすっかり忘却の彼方でしたよ(笑)
バラオム達は、ビシュムがあわよくばシャドームーンの妃の座を狙っているのではないかと邪推しますが、最終決戦でビシュムは自らの体と共に貫き、ライダーを倒してほしいとシャドームーンに懇願します。
そこには、妃の座に収まろうなどと言う分不相応な思惑など無く、有るのは只、純粋なる忠誠心。
杏子の声に、思わず攻撃の手を緩めたシャドームーンの隙を付きピンチを脱するライダー。
「何故です、シャドームーン様!」
悲痛なビシュムの断末魔の叫び。
あえてライダーがトドメを刺さず、信じた者の手によってまさに妖花の如く散って行く女幹部。
やりきれない切なさが伝わってくる、美しくも哀しい最期でした。
そして、退場回と言うこともあって、今回特に好井さんの素顔多め♥️
『壮絶バラオムの死』
創世王(声)がいよいよ登場。
「早よ戦えや!」
と、光太郎とシャドームーンを急かします。
ビシュムの仇を討つため、ライダーに挑むバラオム。
そして、この回から終盤のキーパーソンとなるクジラ怪人が登場。
当時から、どうしてもこのクジラ怪人に違和感を感じて仕方がないのです(^o^;)
他の怪人と比べて、明らかに「まんま」じゃん(笑)
しかも、足だけしっかり人間だし。
デザイン、もう少し何とかならなかったんかなぁ……。
そのクジラ怪人の協力もあって無事バラオムを撃破。
その死に際に天変地異級の災害を起こしてくとか、さすが高橋利道!(笑)
『ライダー死す!』
死期を悟った創世王が、とにかくシャドームーンを煽る。
「せやから、早よ戦えや!」
一方のシャドームーンも反抗期の子供みたいに、おいそれと従うつもりはない。
トギエモンさんが指摘されてた、「創世王の言いなりになってばかりのシャドームーンの図式」を確認すべく注視してましたが、どちらかと言うと
「うっさいわ!好きなようにやらせぇや!」
な感じでした(笑)
とは言え、シャドームーン自身もやらなきゃダメって事は分かってるみたいで、妥協点を模索しながら創世王の催促をあしらってる感じでしょうか?(笑)
そして、シリーズ初となる、メインのライダーの死。
創世王の手によって、シャドームーンが一瞬だけ信彦の姿に戻ります。
って、この終盤でも堀内さん出てたんだ!(°Д°)
その隙をつかれて倒されるライダー。
一方のシャドームーンも、光太郎の姿に戻ったライダーのキングストーンを奪うことをためらい、互いが非情になりきれない感情を巧く表してました。
そしてライダーの亡骸は、ご都合的に(笑)地震が起きて海へ……
『海に追憶の花束を』
助けてもらった恩を返すべく、クジラ怪人はライダーに「命のエキス」なる通販で売ってそうな名前の秘薬を用いて復活させようと試みます。
ゴルゴムの驚異に暴徒と化す人々。
支配された日本を捨て、海外へと逃げる人々。(他の国は狙われないんかな?)
杏子と克美もライダーの遺言に従い渡米を決意。
船上から投げた花束がこれまたご都合的にライダーの元へ。
そんなドラマの合間に総集編を組み込んだ一編。
BLACKは総集編とか過去シーンが多いなぁ(笑)
回想で良く出てくる、光太郎たちがでっかいクルーザーでレッツエンジョイなシーン、まさにラブリーバブリーケツカッチンで時代を感じますね。
『激闘!ダロムの死』
甦った光太郎は、海外に向かった杏子と克美に永遠の別れを告げ、シャドームーンとの決戦に挑む決意をします。
なるほど、ここで2人と決別したからその後も再会することは無かったんか……当時、ちゃんと聞いてなかったんだなぁ(^o^;)
町ではヤンチャな連中がゴルゴム親衛隊を名乗り、協力することによって自分達だけ助かるんだとヒャッハーな大暴れ。
ダロムに言われるがままクジラ怪人を囮にするため拘束。
そしてお約束通りに殺されかけてライダーに救われるパターン。
この手の集団が苦手……と言うか、リーダーのマキちゃんの衣装が(世紀末ぽくて)非現実的でリアルじゃないと感じたんでしょうね(^o^;)
なので、このエピソードはストーリー的には重要なんだけど、あまり好きじゃなかったんです。
でも、改めて見直したら(台詞や一連の流れを見た上で)そんなに悪い子達じゃ無かったし、マキちゃんが当時のイメージより可愛かったんでオールOK🎵
てか長い間、この連中を「ゴルゴムと戦ってるレジスタンス」だと勘違いしてました。多分「ハカイダー」とごっちゃになってたんだろうなぁ~(笑)
でも、コウモリ怪人が北斗神拳でも食らったかのように時間差で燃え尽きるのは覚えてた!
そうそう!
こんな最後だったよ!
そしてダロムと言えば飯塚昭三さん!
創世王が渡部猛さんで、ナレーションが正宗さん。
時折、異空間に飛ばされたりするし、もうこれ、宇宙刑事じゃん(ちげーよ)
『創世王の正体は?』
光太郎はクジラ怪人の案内でゴルゴムの本拠地を探る。
で、怖くて嫌がるクジラ怪人を説得しつつ道を進むと、トゲウオ怪人にクジラ怪人が捕まってしまう。
助けようと変身した途端にライダーはゴルゴム宮殿に転送され、哀れクジラ怪人は……って、連れてこなかったらクジラ怪人は海で平和に暮らせたんじゃないかな?
だって、近くに行ったら待ってましたとばかりに宮殿に転送された訳だし、必要ない犠牲だった気も……(^o^;)
自らの残された時間が少なく、焦る創世王はライダーとシャドームーンに
「いや、ほんまマジでええかげんにせえよ。戦え言うとんねん!」
と、急かしてくるから、
「時は来た!」
と橋本ばりにやる気スイッチがONになったシャドームーンを今度は
「慌てるな」と制してみたり……どっちやねん!な創世王。
時間が無いのにしっかり自己紹介してるし。
そして始まる最終決戦!
両者に、既に迷いはない!
激しい戦いの中、シャドームーンはバトルホッパーを操りライダーを襲う!
バトルホッパーはライダーのマシンではなく、時期創世王のために作られたマシンと言う設定が素晴らしい🎵
『ゴルゴム最期の日』
キングストーンフラッシュによってバトルホッパーの救出に成功!
で、今回ラストまで見てみたら、「キングストーンフラッシュ!」って劇中では殆ど叫んでないんですよねぇ。
この終盤と映画位じゃないかなぁ?
もっと頻繁に叫んでると思ってたので意外でした。
シャドームーンのサタンサーベルによって破壊されたバトルホッパーは、最後の力を振り絞ってシャドームーンを巻き込んで自爆!
シャドームーンの敗北を見届けた創世王は、自らを地球破壊爆弾的な感じにして、ライダーを次期創世王にしようと脅迫します。
バトルホッパーが使えるならサタンサーベルも使えんじゃね?
って事で、呼んだらやって来たサタンサーベル!
かつての兄弟。そして親友だった信彦の亡骸を救う間も無く、ゴルゴム宮殿から脱出する光太郎。
運命を狂わせた、忌まわしいサタンサーベルを投げ捨て、杏子、そして克美の居なくなったキャピトラに戻って来た光太郎は、戦いの記憶を回想する。
そして、全てに別れを告げ、光太郎は一人何処ともなく旅立って行った。
……いや、冷静に考えると、これってスゲーバッドエンドじゃね?(^o^;)
親友や父を失い、共に戦ってきた仲間とも別れ、親友殺しの十字街を背負わされたまま旅立って行く心境って……たまらんわなぁ(´д`|||)
この最終回も、当時は納得できなかったんですよ。
総集編パートが長過ぎる。
30分、全て「ドラマ」で見せてほしかった。
そんな不満をずっと抱えていたんですが……改めて見直すと、回想シーンって思った以上に長く無かった。
CM明けまでちゃんとドラマを描いて、総集編部分は全体の1/4位ですかねぇ。あっれー?こんなもんだっけ?(笑)
今回、改めて1年分を通して視聴して感じました。
BLACKって、面白いな‼️(o≧▽゜)o
放送当時は中学生。背伸びしたいお年頃だし、ウルトラやライダーのマニア向け書籍も出たりして、いわゆるそう言う時代でした。
だから、年齢的にも子供騙しなモノは作って欲しくない(子供番組なんだけどね)って感じで、何となく斜に構えてた黒歴史なお年頃でしたから、批判的な感想を持ちがちだったんでしょうね。
大人になった視点で、腰を据えて見直すと、新しい発見や、見方の変化があって、ポジティブに楽しむことが出来……た気がしました……よ?(笑)
そして、人気作として視聴者に受けいられた本作は、幸か不幸か、続編の製作が決定します。
さてさて、コチラは果たして好意的な感想を抱くことが出来るかなぁ?(笑)
次回「光を浴びて 緑色になっちゃった!」
ぶっちぎるぜ!!