
仮面ライダー、2つのスペシャルを見る
いやはや、随分と間が空きましたが~(笑)、デアゴの「仮面ライダーDVDコレクション」。
今回は、ある意味「昭和ライダー」最後の作品である「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」
ついにここまでたどり着きました🎵
定期講読すると、最終号で50歳近くになっちゃう怖さから(笑)、当初は敢えて店頭で購入してましたが……結局見かけなくなって定期講読に。
いや、ほんとマジであっという間でしたねぇ(´д`|||)
スーパー1終了から数年後、確かテレランだと思いましたが、仮面ライダー10号が誕生すると言う記事を目にしました。
石森先生のイラストによる、今まで見たことの無いデザイン。
これが新しい仮面ライダーか!
素直に嬉しくて、登場を心待ちにしてました。
まずはこのネーミングを募集するとのこと。
ファンを巻き込んだ一大イベント。
これぞ、日本を代表するヒーロー「仮面ライダー」だ!
とか言いつつ、そんな事をすっかり忘れかけたある日(笑)、久々に買ったテレランで、その仮面ライダーは「ZX」と名乗り、グラビアページで怪人と戦っていました。
当時、長野は民放がやっと3局になった時代。東京ではやってるけど地方じゃ放送してない作品も多く、「ZX」もその類いか、と諦めてました。
この時は、まさか雑誌展開のみなんて特殊な立ち位置だとは思いもよらず。
やはり、映像化のハードルは思った以上に高かったのでしょうね?
それからしばらく後、友人から「朝、仮面ライダーやってたぞ」なる話を聞き、その時は「まぁ、何らかの再放送だろう」と思ってたんですが、どうやらそれが今回の「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」だったようなのです(´д`|||)
ここから更に数年後に発売された「仮面ライダー大全集」でその事実を知り、かなり落ち込みました~(´-ω-`)
だって、正月の午前中なんて、起きてるわけ無いじゃん!(生粋のダメ人間)
とは言え、「仮面ライダー」はテレビシリーズと平行して映画やスペシャルは早期にビデオがリリースされていたので、数年後にはこの特番を視聴することが出来ました🎵
この作品、東映ビデオのDVDを持ってるので、既に何度も見てますし、極端な話デアゴのリリースを待たなくても良かったんですが~、ここはあえて発売順に感想を述べたいと思った次第。
まず第一に、50分弱の作品に、良くこれだけの要素を詰め込んだなぁと言うのが素直な感想。
導入部は、どうしてもダイジェストみたいになっちゃうけど、逆にその辺りをテンポ良く描いたことにより、スムーズに物語が進んでいったような気がします。
V3、ライダーマン、スーパー1が素顔で出ることによって前作までとの世界観も統一され、一度きりの特番ながらも「仮面ライダー」であることを我々に認識させてくれます。
単なるファンサービスではなく、物語としてもきちんと効果があるわけですね🎵
惜しむらくは、ゲストの3人が揃ってカウル付きのバイクに乗ってること(笑)
やっぱり風見さんはナナハンだし、沖さんはVマシーンなんだよなぁ(´д`|||)
実は、前述の「仮面ライダー大全集」の中で、2号の佐々木さんが藤岡さんたちと座談会してる様子が掲載されてて、すごいお元気そうだったので、まさか「ZX」の前にあんな事になってたとは露知らず……。
それでも、声だけでもゲスト出演を果たしてくださったその心意気は嬉しい限りです。
多分、他の人達も声さえかけたら出てくれたと思うんですが、やっぱりギャラ的なモノもあって難しかったんでしょうね(^o^;)
ある意味、最後のライダー作品になる可能性があっただけに、もう少し歴代やおやっさん辺りを呼んでほしかったなぁ~と、思ってみたり(笑)
敵組織バダンの暗闇大使を演じるは地獄大使こと潮健児さん。
もうね、ホントに楽しそうに演じてるんですよねぇ🎵
20周年のイベントの時も、地獄大使の格好でステージに登壇したり、かなりお気に入りだったんでしょうね(о´∀`о)
前述の通り、50分弱の中に、新しいヒーローの誕生劇、歴代ライダーの総集編、そして出会いからクライマックスまで、よくぞまぁ見事に詰め込んだもんですわ🎵
本作を元にした「仮面ライダーspirits」も、気付けば早や20年続く長編となりました。ファンである自分も、そろそろ終わらせてくれねーかなぁとマジで思ってたりします(笑)
結論として、BADANを倒す「お約束」が待ってるわけで、後はそこにどうやってたどり着くか?、だけなんですけどねぇ(^o^;)
それにしても、ZXはやはり不遇のライダーなのか、食玩の掌動XシリーズもZXとヘルダイバーの発売を待たずに新シリーズにリニューアルされちゃいました(涙)
マシーンが9人ライダーまでしか揃わないと言う何とも気持ち悪い幕引きに……。
これ、プレバンで出してくれないかなぁ?
ヘルダイバーは改造サイクロンの生まれ変わりと言う「spirits」の設定を生かして、改造サイクロンとのセットで出してくれたら買っちゃうな🎵(*≧∀≦*)
終了したかに思われた「仮面ライダー」ですが、
その数年後、新しい時代の仮面ライダーが誕生します❗️
村雨良こと菅田俊が「テレビシリーズが始まるから期待してたら、赤いライダーが黒いライダーになってた」と冗談混じりに恨み節を語っていた(笑)「仮面ライダーBLACK」❗️
「平成仮面ライダー」と言われるシリーズは、基本「クウガ」に端を発するニチアサの作品群を指すわけですが、ここで微妙な立ち位置になるのが「BLACK」以降のテレビ、劇場などの新作群。
個人的には、「BLACK」以降の作品は「昭和ライダー」ではなく、仮面ライダーのREBOOT作品だと思っているんです。
勿論、「RX」では「大人の事情」で歴代ライダーを出さざるを得なくなりましたが、「ZX」までとは明らかに違う製作体制が取られていたことからも、どうしても別のカテゴリー作品として認識してしまいます。
それは勿論、携わったスタッフや、世界観、そう言ったものも含めて、やはり「ZX」こそが昭和ライダーの完結編であったと思うのです(*´ω`*)
そんな「仮面ライダーBLACK」が始まる1週間前、番宣特番として放送されたのが「これが仮面ライダーBLACKだ!」!
これ、実は初見なんですが……地方でも放送したのかなぁ?(^o^;)
今の様にネットで事前情報を得ることも出来なかった時代ですから、見逃した可能性も無きにしもあらず(´-ω-`)
とは言え、総集編でもないこんな特番がソフトで視聴できるのは嬉しい限り。ホント、良い時代ですわ🎵
ナビゲートは石ノ森先生のご子息、小野寺丈とアイドル女優の榎田路子。
って、ジバンの洋子先輩じゃないですか!
この明らかに不馴れな2人による放送事故ギリギリの「まわし」にヒヤヒヤ(笑)
時代なのか、1人に対するインタビューに2人でマイク向けたり(笑)
演者さん達は、役になりきったままインタビュー受けたり(笑)
いや、だからマイク!(笑)
結果論かもしれませんが、オーディション風景とか見ると、やはり倉田てつをの存在感て抜きん出てるんですよね。
分かりやすく言うと「ヒーロー顔」なんですわ🎵
当時も思いましたが、やっぱり南光太郎はカッコいい(*≧∀≦*)
そして始まる、昭和最後の「仮面ライダー」
それはまさに、東映特撮の作風が生まれ変わる瞬間でもありました。
次回「てつを 変心?」にご期待ください❗️