BLACK 変身!

 

それは初めての体験でした。


大長編ドラえもんにハマっていたので購入を続けていたコロコロコミックに、目を疑う記事が掲載されたのです。


「仮面ライダーBLACK」放送開始!


えっ?

仮面ライダーの新作が始まるの???

掲載されたBLACKのスーツはゼクロスよりも落ち着いた感じの、まさに「仮面ライダー」でした。


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新しいヒーロー作品が紹介されたとき、なんの違和感もなく受け入れられたのは、恐らくBLACKが最初で最後だったのではないでしょうか?

製作に至るまでに、大々的なオーディション等も行われていたみたいですが、所詮は田舎の中学生。そんな一連の流れは露知らず、既に決定したキャストの写真を見ながら放送を待ちわびておりました。



 

ちょっと背伸びしたいお年頃。

しかも、石ノ森先生の肝煎りの新作となれば期待しない方がおかしいわけで()


同時期に始まった漫画版は、当時はあまりにも「仮面ライダー」とかけ離れていた印象もあって、一話しか読みませんでした(その後、文庫で揃えましたけど🎵)。


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そしていよいよ!


待ちに待った第1話の放送当日。あろうことか学校の行事のためリアタイ視聴ならず!!!(ノД`)


だがしかーし!!!


この当時、既に我が家には安物ながらもビデオデッキが鎮座していたのさ!

帰ったら見るぜ!

オラ、ワクワクが止まらねぇぞ!


そして帰宅後、真っ先に録画されてるテープを再生する!!


 

 

あれ?

何か前CMも無く急に始まったぞ?


オープニング終わり。

あれ?

提供すっ飛ばして本編始まったぞ?

 

おいおいおい。

ちょ、ちょっ待てよ!


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これ、中途半端なCMカットしてない?

しかも人力で!


当時のVHSデッキは、ある程度余裕をもって一時停止や録画再開を押さないと、画像が重なってしまうのです。

BLACKの1話は、まさに、その状態!(  TДT)

 

ワシ、そんなん頼んだ???

普通に予約録画した筈やで?

なんでこんなことになっとるん???


聞くところによると、どうも弟君が良かれと思ってやらかしてくれたらしい。

いや、えっと、あのさ!!





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溢れんばかりの怒りを、それでも悪意がなくやってしまったのなら仕方無いと抑え込み、既にレンタルビデオが一般化してた事もあって、いずれリリースされたらダビングとかすればいいかと己を落ち着かせたあの日。


それから早や30数年。

デアゴスティーニの「DVDコレクション」により、ようやく完全な「仮面ライダーBLACK」の第1話を視聴することが出来ました🎵


って事で、前半の視聴を終えたので軽く感想をば。



さすがに中学生の頃なので、ほぼほぼ記憶に残ってますねぇ(о´∀`о)

もちろん、細かいところは忘れてる事もあるけど、概ね記憶通り。


今の時代ならともかく、80年代後半に良くもここまで対象年齢の高い作品を作り出したものだと素直に感動。

やはり、何度見ても第2話「怪人パーティ」は初期の傑作だなぁ……。



スタッフも代替わりし、宇宙刑事や不思議コメディ、戦隊シリーズ等、少しずつ東映特撮が「時代の流行(シャレオツ感)」を取り入れつつあったそんな時代。

BLACK」もまさにそんな過度期に製作された作品でした。

特に、画面下に流れるように現れるアイキャッチはこの時代の東映作品に顕著ですよね。


京本さん曰く、途中から怪人が怖いと苦情が来て、(ゲスト出演の頃は)随分とソフトになっててガッカリしたらしいですが、それでも十分クリーチャー然とした怪人の造形は魅力的だと思います(о´∀`о)


1クール目辺りの、

「マグロが消えた日」

「ママは怪人養育係」

とかのサブタイトルに愕然としたファンも当時はいたようですが(「宇宙船」の投書だったかな?)ストーリー的にはそれほど子供に媚びた内容でもなく、逆に説得力がある気もしました。



信彦の妹、杏子ちゃんもシャドームーン絡みでゴルゴムに狙われたり、


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克美さんが捕まる「女子大生の悪夢」も信頼していた先生が怪人だったとか、お馴染みな展開をかなり高年齢向けにアップデートして作られてて、やっぱり年齢を重ねると違う視点での発見も多いですね🎵



あ、ビルゲニアの顔色が変わったのが、本来の力を取り戻したからって、見直して初めて知りましたよ()

 

残念なのは、セントさん演じる藤堂先輩が2話しか登場しなかったこと。

初登場の際は、杏子たちに店を任せてすぐ出掛けちゃったけど、再登場のエピでは良き協力者として描かれてるんですよねぇ。

スケジュールの問題なのか、せめて終盤辺りで杏子たちと一緒に海外に逃げるとかの描写があればねぇ……(確か、一人で逃げたんじゃなかったかな?)

 


スカイ辺りもそうでしたが、やはり放送当時の流行を取り入れてるため、今の目で見ると少しこっぱずかしい部分もありますが()思ってた以上にハイターゲット向けの作品作りを頑張ってたんだなぁ。


前半は。()



 

後半は、リアタイ視聴時に色々とモヤモヤする展開が多かったんですが、果たして再視聴によってそのイメージは払拭されるのか否か?

 


次回「思い出は夕張メロン熊」

ご期待ください!

 

 

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ヤフブロから引っ越してまいりました♪ウルトラマンとアイドルをこよなく愛するブログです。たまにワンフェスとか出たり出なかったり~(笑)

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