
地球よさらば!一也 宇宙への旅立ち!!
🎵そ~らにかがや~く
ゆ~しゃのほし~!
いやはや、「スーパー1」はカッコいい曲の宝庫やね(о´∀`о)
デアゴスティーニの「仮面ライダーDVDコレクション」、ついに「仮面ライダースーパー1」も完結!
先は長いと思ってましたが、もうここまで来ちゃったよ!(笑)
まぁ、「スーパー1」が40年前ってのがまず驚きなんですけどね(^o^;)
まずは、後半の「ジンドグマ編」の前に「劇場版」から。
おなじみ「東映まんがまつり」の1本として公開。
前年の「スカイ」は「ドラえもん」見ちゃったんで、全国ロードショー期間には見られなかったのですが、同時期の「ドラえもん」は
公開後にテレビ放送すると学習したももお少年は迷うことなくこの年「まんがまつり」を選択!
そしたら「ドラえもん」がテレビでやらねーでやんの!(笑)
地方ネット局の都合か情報を見落としたかのか、結局この年の「宇宙開拓史」は数年後のレンタルビデオまで待つことになりました(ToT)
さて、この「劇場版スーパー1」は上映時間47分。テレビで言うところの2話分のボリュームがあるわけですが、とにかくテンポが良くてあっという間に終わっちゃいます(意見には個人差があります)。
当時も含め、その後もレンタルとかで何度となく見てるけど、やっぱり面白いんだよなぁ……何か、子供が見てワクワクする要素がこれでもかと詰め込んである感じ?
銀河王の宇宙船より、火の車の方がインパクト強いしねぇ(#^.^#)
ただ、ドグマ編を残り2回残したタイミングでの公開ってのが良くもあり悪くもありで……(^o^;)
割と早めに見れた人は、そのままテレビのクライマックスとリンクするような体験ができるけど、ちょっと遅れたらジンドクマ編が始まってて、半分ぐらいのレギュラーが姿を消してしまってるんですよね(涙)
自分は幸い最初の日曜日に見た(筈)のであまり違和感なくドグマ編のラストを視聴できました。
そしてこの映画の見所の一つが、死んだと思われていた「8人ライダー」の再登場!
ドラマに絡むことはなく、スーパー1のピンチを救いに現れる「賑やかし」みたいな出演ですが、こー言うのは子供は大好き❤
️
特にV3だけとは言え、宮内さんが演じてるのはポイント高くて、これだけで「本物」だと言うことをアピールしてる訳ですよね。(RXの時とは違う!)
このシーン、V3以外のライダーは声優さんが演じてるのですが、YouTubeで、歴代作品の音声を編集してオリジナルボイスで仕上げた動画があって…
これ、メッチャ燃えます!!!!!!(*≧∀≦*)
で、燃えた後にオリジナルのシーンを見るとメッチャ物足りないです(笑)
てか、実作品だとライダー達ほとんどしゃべってないし(笑)
ご存知のように、「スーパー1」本編には歴代ライダーのゲスト出演はありません。
実はこれってすごいことで、過去に単体でラストまで戦い抜いたのは「アマゾン」と「スーパー1」のみ。
「アマゾン」が、その設定や放送期間に特異性を持っていた故にゲストを出さなかった(出せなかった)事を考えると、正統派な新仮面ライダーとしてゲストの助け無く1年完走した「スーパー1」は、それだけの人気を誇っていた証しでもあるわけです。
で、この辺りが良く分からないんですが、元々半年しか放送枠が取れなかったのか、それとも急遽改編期で決定したのか、「ドグマ編」を終えたタイミングで、人気番組にもかかわらず放送時間を移動させられる事になります。
しかも関東では、土曜日の朝7時と言うイカれた時間帯(笑)
まだ週休2日制なんて言葉すら生まれていないあの時代、幼稚園や学校の場所によっては、見てから家を出たら遅刻しちゃう子供だっていたんじゃないかなぁ?
地元の長野では金曜の夕方5時30分からの放送。
(*^―゚)b グッジョブ!!
早朝だったら絶対見られなかったろうなぁ……起きれないから(笑)
そして始まる「ジンドクマ編」!
オープニングも一新され、素顔の沖一也やジンドグマ幹部、そして地獄谷五人衆(???)等がカット・インするテンポの良い映像です。
降って沸いた様なイメージだった「ジュニアライダー隊」ですが(笑)ハルミや弟のリョウの友人として登場し、バザーに参加すると言う自然な流れで合流。
事件に巻き込まれて自転車を壊されるも捕まった博士を助けるのに協力した事で、お詫びとお礼をかねて新しい自転車をプレゼントされて「ライダー隊」が結成されると言うしっかりしたエピソードがあったことに驚きました(笑)
ホントに昭和ライダーは大雑把なクセに、設定的な所はしっかり描くんだよなぁ~(笑)
リニューアルに伴い、一也の変身ポーズも簡略化。
その理由が「戦いを重ねて短いポーズで変身出来るようになった」と言う嘘のような話。
てか後々、手足を縛られて水中に沈められたけど、精神力で変身しちゃうしね。気合いって大事やね🎵
基本レギュラーの面々はそれほど変化はないけど、新レギュラーが加わった事によって雰囲気が微妙に変化します。
何か、「グレンダイザー」の後半と同じ感じ? 同じ番組なのに別の番組みたいになっちゃう現象。
時間帯の移動に伴って、視聴者のターゲット年齢をかなり下げた事情から、ジュニアライダー隊の面々をメインに話が進むことが増えて行きます。
中でも、一番視聴者の年齢層に近いミチルとマサル姉弟がメインで活躍する事が多いイメージ。
てか、ミチルちゃんがとにかく芝居が上手いんだなぁ(о´∀`о)
ジンドクマと言えば、日用品を題材にした怪人で有名ですが、作戦自体は割とハードなモノも多く、「ドグマ編」に比べると確かにクオリティは下がるけど駄作と言うほど酷いわけでも無いんじゃないかなぁ?
初代だって割とドラマパートはこんなもんじゃなかった?(笑)
個人的には「ハサミンブラッド」の回がちょっと苦手でした。もちろん安全に配慮して撮影してるんだろうけど、幼稚園の頃にハサミで指を切ったトラウマがあるので、ハサミを向けられたり、それによって誰かが怪我したりとかホントに苦手です。
人間体の篠田薫さん(バイクル)の怪演も相まって結構ヘビー(^o^;)
(意見には個人差があります)
当時、「仮面ライダー」は「てれびくん」には掲載されておらず、ライダーとウルトラマンを同時に楽しめるのは「テレビマガジン」だけだったのかな?とにかく、この時期は「テレマガ」「テレラン」を良く買ってましたね。
ロボットスーパー1を練習台として破壊するコマサンダーとか、ジンドグマの仮装パーティに出席するスーパー1とか紹介されてて、早く本編が見たくてウズウズしてました(笑)
てか、スーパー1と同等の能力を持ったロボットを作れるなら、怪人と2人で挑めば勝てるんじゃないか?とか思うのは僕の心が汚れてしまったから?
そんなこんなで、割と真面目に世界征服を目論んで活動していた(笑)ジンドクマですが、「君の考えた最優秀怪人ショオカキング」(伊上勝お得意の裏切り作戦)をもってすべての怪人を失います。
「ドグマ編」もそうですが、新たに怪人を作り出す描写が極めて少ないのも「スーパー1」の特徴ですね。
配下の怪人を全て失い、遂に幹部達との最終決戦。
てか、ジンドグマの幹部って思ってた以上にワチャワチャしたやり取りしてたんですね(笑)
お互いに憎まれ口を叩くのに、実は結構仲が良さそうなんだよなぁ(о´∀`о)
まずは妖怪王女と鬼火指令。
もうね、「妖怪王女」とか子供番組とは思えないデザイン(笑)
夜の街(しかもかなりマニアックな)ですよ(^o^;)
でも、演じる吉沢さんのビジュアルもあって、セクシーと言うより小悪魔的なキャラで可愛らしいんだなこれが♥️
「妖怪女王」じゃない所が良いのです( ・`д・´)キリッ
その正体は怪人サタンドール。
当時、「まんま人間やん!」と子供ながらに苦笑したものですが、元の「妖怪王女」のイメージからしたら、下手に醜悪な怪人にするよりこれはこれで正解だったような気がします。
怪人体の声をあててた沼波輝枝さん(蜂女)が最後の最後に遊んでるのが伝わってきて楽しくなっちゃう(笑)
鬼火指令は大野剣友会から河原崎洋夫さんがキャスティング。
顔出し、台詞ありの大幹部キャラだけあって、やはり求められるのは演技力ですが~、この人芝居が上手い!(^^)
正体のオニビビビンバも、デカイ骸骨頭でインパクト大(笑)
サタンドール以外は怪人体も演者さんが声をあててるのも新鮮。
過去だと元の幹部の威厳もクソも無いような別キャラになっちゃってましたからねぇ(笑)
スーパー1の視力を奪い、ジュニアライダー隊を壊滅させようと(そんな驚異か?w)、連携して順調に作戦を進めるも寸でのところでまさかの視力回復。
形勢逆転で敗北するのですが……いかにマネキンとは言え、サタンドールの顔面にキックを食らわせるのは可哀想よ(^o^;)
敗れた2人の復讐を誓う幽霊博士。
演じてた鈴木さんて、「五郎とゴロー」の五郎を演じてたと知ってビックリ。
ダークな感じの風貌とは裏腹に、何かと笑いを取ろうとするこの感じ……あぁ、大泉晃っぽいんだ(笑)
その正体であるゴールドゴーストの作戦。
これ、子供心にもスゴい記憶に残ってて(逆に最終回が霞んでるw)黄金のカビを町中に撒いて病気を流行らせ、その原因を沖一也に擦り付け、町の人々に一也をリンチさせると言う何とも陰湿な作戦。
ヒーローが、守ってきた人々から排除されそうになるってのはなかなかヘビーな展開(^o^;)
幼児向けにシフトチェンジしたスーパー1でしたが、クライマックスにきて怒濤のハード路線になるのです。
黄金の雨の前には、ジュニアライダー隊も自宅待機を余儀なくされ、全く活躍できない辺り、最早子供の出る幕ではない緊迫感を与えてくれます。
谷さん達に助けられた一也は、ハルミやチョロの前でチェックマシーンによる治療を受けて、自身がスーパー1であることを告白。
そして今、スーパー1は本来の使命である宇宙開発の任務のため宇宙に旅立とうとしていました。
一也がスーパー1だった。
そして、彼との別れはもう間近に迫っている。
ショックを隠しきれないハルミ……って、そんなキャラだっけ?(笑)
一也の前でボーイフレンドと遊びにいくとか言ってなかった?(笑)
ドグマ編でも、江連さんはその辺りをほのめかすような感じで書いてましたが、基本的に(特に後半は)お笑い要員になってたしなぁ~(笑)
それにしても一也の朴念仁ぶりにも困ったもんやね(´-ω-`)
ゴールドゴーストを倒したスーパー1の元に、日本に再建された宇宙開発局がジンドクマに襲われてるとの報せが。
駆けつけた一也の前に魔女参謀と悪魔元帥が立ちふさがる、
魔女参謀の変身したマジョリンガを倒し、人質になったハルミ達を救出に向かうスーパー1。
魔女参謀を演じた藤堂さんは当時31ぐらい。かなりセクスィな女性に化けたり、作品中では割と素顔で出演することも多かったですね♥️
で、正体がこれ(笑)
美と醜が渾然一体となった、ある意味スゲーデザインかもしれない(笑)
悪魔元帥の罠に落ち、真空の部屋に閉じ込められるスーパー1!
いや、これって完全なリサーチ不足でしょ?(笑)
惑星開発用改造人間やで?
酸素なんぞ自力でどうにか出来るのは明白で、案の定脱出を許す始末(笑)
最後の最後で信じられない大ポカ。かなり自信満々の作戦だっただけに余計に切ない(´-ω-`)
悪魔元帥の加地さんは、「劇場版」では素顔でマタギのリーダー役を演じてました。なので、映画を見たタイミングによっては、同じ人が全く別の役を演じてるのを同時期に見ることになってた訳ですね。
そしてこの20年後に「アギト」に出演。
やっぱり、こういう「ザ・悪役!」って感じの人が幹部を演じると存在感が違います。
正体であるサタンスネークの姿に変身する悪魔元帥。
武器の剣をスーパー1に奪われ、無数の首を次々と斬られて倒されちゃった。
これ、変身しない方が強かったんじゃない?(笑)
でも、当時はこの一連のクライマックスに夢中になってたのは確かで、突っ込みどころは多いけどやっぱり「スーパー1」って面白いんだよなぁ(о´∀`о)
ジンドクマを壊滅させたスーパー1=沖一也は、仲間達に別れを告げて宇宙へ旅立っていった……
荒唐無稽ではあるけれど、見事な大団円ではないかと思います。
やむ無い路線変更等で作品カラーも若干変わったけれど、初志貫徹。
主人公像は決してブレることはなく、惑星開発も赤心少林拳も当初の設定を最後まで貫いたのは当時としては珍しいですよね。
迷走を続けざるを得なかった前作へのリベンジは、無事果たせたのではないでしょうか(*^^*)
しかし、その人気とは裏腹に、第2期仮面ライダーは3作目が製作されること無く終了となってしまいます。
放送時間の移動があったことから、この手の作品の放送枠を確保することが難しい部分もあったのでしょうが、何よりも仮面ライダーの復活と言う目的を十分すぎるほど果たせたことが一番の理由のような気もします。
それはつまり、仮面ライダーを越える新しいヒーローの誕生。
作り手が、時代が、そして視聴者もが求めた次のフェーズ。
この翌年、銀色のメタリックスーツに身を包んだ「彼」が誕生する訳ですが……それはまた別のお話🎵
でも、まだ仮面ライダーは終わっていなかった。
新しいライダーを欲するファンも存在していた。
そして、その声が一つの奇跡を起こす!
次回!「10号誕生!仮面ライダー仁義なき戦い!!」をお楽しみに!