
さらばXライダー
デアゴスティーニの「仮面ライダーDVDコレクション」。
先日、「仮面ライダーX」が完結しましたよ🎵
以前も書きましたが、Xはレンタルビデオでの傑作選リリースの為(最終的には全話発売されるのですが…)通しで全エピソードを視聴していませんでした。
なので、今回が初の全話視聴(///ω///)♪
初期の水城姉妹のエピソードは前作までとの差別化、及び高年齢層を狙った新機軸……と言われてますが、残念ながらそれほど上手く機能してないんですよね~(^o^;)
水城姉妹は敵か味方か?
描き方次第では面白くなりそうですが、ドラマに上手く生かせず、蓋を開けたら姉はインターポールの捜査官、妹はそのサポートのために動いていた……のは分かるんですが、その背景が今一つ説明不足なのも否めませんね。
てか、2人の殉死エピソードで調査に同行する博士の息子がタチが悪すぎて……(笑)
こいつのせいで水城姉妹が死んだと言っても過言じゃないんだよなぁ~(´Д`)
そして迎えるアポロガイスト編。
今回、ようやく初視聴となりましたが……おやっさんに「キザな野郎」と言わしめるほどにライバルとしての存在感を遺憾無く発揮しつつも……再生後は、執拗にXを狙うだけの「シルバ」みたいな話の通じない迷惑キャラに成り下がってしまったのは残念でした(>_<)
あれなら、復活しない方が良かった(笑)
てか、チコ&マコって、この辺りから出てたんですね。
ちょっと意外でした。
個人的にシリーズで一番好きなライダーガールなのですよ🎵
チコ役の小坂チサ子さんが少し前に鬼籍に入られたと知ったときはショックでした(ToT)
そして、いよいよ後半のキングダーク編。
RX装置の完成を前に、キングダークが立ち上がっちゃった!とか色々言われてますが~、あの装置ってそもそもキングダークを立たせるための道具じゃないんですよね(^o^;)
他にも、風見先輩の血が入ったから敬介の性格が変わったとか、髪にパーマがかかったとかネタにされがちな後半戦。
この辺りって、意識してなのか自然な流れなのか?
全話を通して視聴するとやはり若干の違和感は感じてしまうかもですね~。
直前まで共同戦線してた一文字、風見両先輩を軽い台詞のやりとりで存在を示唆しつつも、あくまで主役はXライダー!
最終回はX単独で決戦に挑みます!
どう考えても、サイズ的にキングダークの口から潜入とか不可能なんですが(笑)、そこはあえてスルーして~、クライマックスのキングダーク体内での最終決戦!
父のカタキ、GOD総司令の正体が、まさかの父親の親友。
そしてトドメのライドルホイップ!
迷走を繰り返しながらも、最後は当初の設定を守って見事に物語を締め括っています。(東西大国が日本を滅ぼすために水面下で手を握った?あれはきっとガセですよw)
そして、戦いを終えた神敬介は、先輩ライダーに続くように、新たなる戦いに旅立っていきます。
人気作「V3」の後を受け、そのあまりに強い影響力に抗いながらも、新しい作風を模索し続けた「仮面ライダーX」。
ヒーロー物で高年齢層向け、と言うのは当時としてはやはり時代が早すぎたのでしょう。
そして、その新しい魅力を発揮する間もなく、立花藤兵衛と言う「過去」の象徴であるキャラクターを投入してしまったことで、「仮面ライダーX」は「異端」であることを放棄してしまいました。
勿論、この選択が後に「吉」と出ることは周知の事実なのですが……本作品を「単体」の物として評価する場合は、数々の新しい可能性を昇華しきれなかった残念な作品と言わざるを得ません。
だって、後続の「アマゾン」の方が面白いもん(笑)
とは言え、昭和仮面ライダーを語る上で……いや、昭和仮面ライダーを一つの歴史だと考えると、「仮面ライダーX」の残した功績は決して小さくはありません。
シリーズの存続。「アマゾン」へのバトンタッチ。
ネット局の腸捻転を乗り越えての「ストロンガー」までの歴史を繋ぎ、あの伝説の7人ライダーを実現させたのですから。
個人的には、「仮面ライダーX」を見るたびに「ウルトラマンA」とダブるのです。
成功した前作から脱却しようとして迷走し、挙げ句の果てに次回作の方が人気があったりして……(笑)
でも、だからこそ敢えて言いたい。
「Xがいたからこそ、シリーズが続いたのだ」と。
面白いか?
と言われると???なエピも多いけど(笑)、それも含めて「Xライダー」なんですよねぇ(///ω///)♪
ってことで、デアゴのDVDコレクションは、「仮面ライダーアマゾン」に突入!
前半なのに後期スーツの写真を使っちゃう辺り、さすがデアゴだ!
ブレないねぇ~(笑)
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