
改めて、「さようなら志村けん」!
日本を代表するコメディアン、志村けんさんが逝ってから数日が経過した。
正直、コロナと言う病気を甘く見ていた。
志村けんも、きっと回復して、テレビでお馴染みの「だいじょうぶだぁ」の台詞と共におどけて見せてくれるだろう。
そう信じていた。
でも、その一方で不安もあった。
まさか、こんなことであの「志村けん」が死んだりはしないだろうな?
しかし、最悪にもその不安は当たってしまった。
仕事の始まる前、その一報を知って愕然とした。
そんな馬鹿な!
あまりに突然の出来事に動揺し続けた。
そして、かつてないほどの喪失感。
先日の記事では、あまりのショックに画像も何も無いまま思いの丈を書き連ねた。
あれから数日。
未だに現実を受け入れられないけど、少しだけ落ち着いたので改めて記事として残しておこうと思う。
今日、フジテレビで志村さんの追悼番組が放送された。
高齢のドリフメンバーをスタジオに揃えて、万一コロナに感染したらどうするのか?
ネットではここぞとばかりにフジテレビ批判が行われた。
的はずれも良いところだ。
今や、どこにいても、何をしてても感染のリスクはあるのだ。
例え制作側がNGと言っても、メンバーは集まっただろう。
戦友の、しかも一番の後輩の死だ。
残されたメンバーが見送らずして誰が見送るのだ?
番組は、懐かしい「ドリフ大爆笑」の名コントから始まり、「バカ殿」「だいじょうぶだぁ」へと続く。
フジテレビだからこそのアーカイブだ。
「変なおじさん」
「いいよな~おじさん」
「ひとみばあさん」ひーちゃんって呼んでください(笑)
ショックが強すぎて、素直に楽しめるか? と思ったけれど……
やっぱり面白いな!
テンポ、間の取り方、全てに於いて「職人」なんだよこの人は!
地上波ってことで叶わなかったけど、やっぱり「だいじょうぶだぁ」と言えば
このコンビの映像を見たかったなぁ。
マーシーも悔やんでた。
そりゃそうだ。
辛い気持ちは痛いほど分かる。
復帰して、また「バカ殿」やってほしかったよ。
番組の最後で、カトちゃんが言葉を送った。
泣いちゃった。
だって、メンバーで一番若い志村さんが、長さんや注さんの次に旅立ったんだもの。
長さんの葬儀の時、ブーちゃんが「次は俺かな?」って言ったとき、カトちゃんは割とマジな口調で「笑えないね」と諭した。
そんなカトちゃんだって数年前は危ないって噂されてた。
そんな先輩メンバーより、先に逝っちゃうなんてね。
未だに信じられない。
以前も載せたかもだけど、週刊SPA!のドリフ特集。
その中の、志村さんのインタビュー。
そして、世代的には伝説の番組。
「飛べ!孫悟空」
幼い頃、ドリフが、そして志村さんがそこにいた。
それは、その当時子供だった我々しか体験できなかった貴重な時間でした。
こんなことでお亡くなりになってしまった。
ご本人も無念だったことでしょう。
ファンもまた、無念です。
でも、今回の追悼番組。
涙ではなく、やはり笑って送り出してあげることが、何よりの供養になるのかもしれませんね。
改めまして、昭和の爆笑王、志村けんさんのご冥福をお祈り致します。
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